生産設備
原料配合、ペレット押出(造粒)、射出成形、さらには切削等二次加工を可能とする生産設備をトータルに有しています。
当社が有する生産設備を、工程順に紹介いたします。
▼ コンパウンド工程
コンパウンドは射出成形の際の材料となる粉末です。かくはん機のなかで、塩ビ樹脂を安定剤、滑剤、顔料などと100℃以上の高温で混ぜ合わせたものを冷却してできあがります。
▼ ペレット工程(造粒)
ペレットは、コンパウンドを押出し機を使って粒状にカットしたものです。射出成形の材料として使われますが、コンパウンドと比べて製品の強度などの点で優れています。
▼ インジェクション(射出成形)工程
●Step 1
樹脂(ほとんどの場合がペレットの状態)が射出成形機のホッパ(材料供給装置)に供給されます。
●Step 2
樹脂はシリンダ内でスクリューの回転によって高温に加熱され溶融しながら、先端部に送られ、金型内に充填されます。
●Step 3
金型内に充填された樹脂は、その後も加えられる保圧力によって、一定の状態に保たれます
●Step 4
金型内は冷却過程に入り、樹脂は除々に固化していきます。
●Step 5
一定の冷却時間を経て、樹脂が完全に固化すれば、金型を開き、完成した塩ビ製品を取り出します。